製品に含有される恐れのある有害物質に関して、国内外の安全規格とそれに対する当社の品質管理体制や取り組みを紹介します。※当社製品の分析結果データはこちらからをご覧になれます。
大王製作所では積極的に鉛フリー化を進めていますが、2006年に中国工場から鉛フリー製品として輸入したパーツに鉛が混入するというトラブル(輸入開始時の事前検査では鉛フリーとして合格していた)を経験し、輸入入荷時の毎回の受入検査及び出荷前検査を強化すべく、蛍光X線分析装置を自社で購入設置して、サンプリング検査をしていくことで品質保証の確保を適宜行っております。 |
| 日本国内においてもようやく食品衛生法が一部改定されて、平成20年10月1日以降に製造又は輸入されるものを対象に、今まで全く規制のなかった製品(金属製のアクセサリーがん具のうち,乳幼児が飲み込むおそれがある小部品に該当するもの)に対しても鉛の規制がスタートしております。 当社といたしましては、今回の規制対象(乳幼児)に限定せずに 自主規制として、製品の鉛フリー化を引き続き積極的に推進して まいります。 |
| 一連の「金属製アクセサリー類に高濃度の鉛が含まれている問題」の報道の中では、中国製をはじめとする輸入品や子供向けの安価な商品に多く鉛が含まれている印象を与えますが、実際にはどのような製法によって作られたものなのかによります。 しかし、食品衛生法の改定により平成20年10月1日以降に製造又は輸入されるものに関して、乳幼児が接触することによりその健康を損なうおそれがある、「乳幼児がアクセサリーとして用いる玩具」がようやく規制の対象となった程度で、残念ながら製造する側、販売する側、消費する側の全てにおいて鉛に対する認識が甘く、 日本国内においても未だに鉛を多く含む材料、製法を用いた金属製品が子供向け金属製アクセサリーに限らず、広く製造され流通しているのが現状です。 当社としては、これを機会に鉛に対する認識を改め、製品中における鉛の含有状況の把握に努め、当該製品への鉛含有の状況及び取扱の注意喚起を行っていくと同時に、規制の対象有無に関わらず鉛フリー化に向けた製法の開発、商品の開発を進めてまいります。 |
世の中、ラインストーン(デコ電)が流行していますが、通常流通している所謂クリスタルガラス製には鉛が含まれています。しかしRoHS規制を意識した場合には、スワロフスキー製を含む一般のクリスタルガラスに含まれる鉛について、指令69/493/ECC(注)の別表1(カテゴリ1、2、3及び4)のものは適用除外になる旨が明記されています。
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| 米国CPSC(The U.S. Consumer Product Safety Commission)とは、消費者製品安全法に従って消費者製品に関する傷害及び死の不合理な危険から国民を保護することを目的として1972年に設立された中央政府機関。 鉛については、2004年に鉛を含有する装身具を飲み込んだ子供に重篤な健康上の影響が出たという事例を確認したため、その後調査分析を行い、CPSCは2005年2月にその結果を公開、子供に対する鉛に起因する潜在的な健康上の危険性を低減する暫定方針を示しました。その暫定方針の中で鉛の含有量については0.06%(600ppm)、鉛の溶出量については175μgという限界含有値が示されました。 注)μ=マイクロとは、10-6のこと。1μgは、0.000001g 追記:玩具の鉛使用禁止へ 2008年8月14日、12歳以下の子供向け玩具に鉛の使用を禁止する法案にブッシュ大統領が署名した。 成立した新法は2014年までに製造物の品質検査に当たる新たな機関の設置が盛り込まれているとのこと。 |
| EU全25カ国で人体に有害である6物質を含有する電子機器の輸入、販売を禁止するもので、2006年7月1日より施行されます。 RoHSは「Restriction of the use of certain hazadous substances in electrical and electronic equipment」の略で、 対象となる電子機器とはテレビやラジオ、白物家電やパソコンなどになります。 当社で取り扱っている金属製アクセサリー商品は一見無関係のように感じられることでしょうが、実際には電子機器製品の取付金具やパーツとして使用されることもあり、EU向け輸出関連企業さまからの規制対応ニーズが高まっています。 RoHS指令における有害6物質とは 1.Pb(鉛):限界含有値は各パーツの重量あたりの含有率 0.1%(1000ppm)以下 2.Hg(水銀):限界含有値は各パーツの重量あたりの含有率 0.1%(1000ppm)以下 3.Cd(カドミウム):限界含有値は各パーツの重量あたりの含有率 0.01%(100ppm)以下 4.Cr(六価クロム):限界含有値は各パーツの重量あたりの含有率 0.1%(1000ppm)以下 5.PBB(ポリ臭化ビフェニル):限界含有値は各パーツの重量あたりの含有率 0.1%(1000ppm)以下 6.PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル):限界含有値は各パーツの重量あたりの含有率 0.1%(1000ppm)以下 |
| EN71(欧州玩具安全規格)とは対象年令や使用目的など、様々な角度から玩具の安全性について具体的な検査事項を列記しています。 同旨の内容がISO8124にも規定されています。 EU諸国において該当する玩具を製造・販売する場合は、これに従う必要があります。 EN71はPart1から11まであり、EN71 Part3は特定元素の移行に関する条項で、アンチモン、バリウム、ヒ素、カドミウム、鉛、クロム、セレン、水銀の8元素について、6歳以下の乳幼児が誤飲した場合を想定した規定の試験方法に基づき、粘土・フィンガーペイントとそれ以外とで、それぞれについて溶出量の限度値が定められています。 そのEN71及びISO8124の中に鉛の溶出基準値として90ppmという数値が規定されています。 この基準値は乳幼児が誤飲した場合のリスクを想定して設定された基準であり、社団法人日本玩具協会では、この基準を満たすことで、鉛に関して「金属製アクセサリー類等」の安全は確保されるものと考えているようです。 当社においても、社団法人日本玩具協会の基準を満たすべく、EN71-Part3に規定された8物質のうち、鉛についての基準値を満たすべく、検査を行っています。 |
平成18年5月10日付けにて社団法人日本玩具協会は「玩具に該当する金属製アクセサリー類等」に対して、暫定処置として、子供が誤飲した場合における安全性を確保することを狙いとする下記の処置を講ずることとしました。
当社では既存の鉛入り製品や鉛フリー商品について独自に上記EN71Part3及びISO8124-3の試験方法にて鉛の安全性試験を行いました。 その結果、下記の通り、鉛を非常に多く含む商品においても表面に鍍金が
施してあるものについては上記の基準(90mg/kg)を満たすことが分かりました。
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■改定の趣旨
■規則に係る改正の要点
■告示に係る改正の要点
■「球状カプセル(直径40mm)誤飲で子供に障害」 バンダイに賠償命令、基準見直し迫る判断
■適用期日
■関連資料
■Q&A抜粋
■矛盾点
今回の規制対象(乳幼児)に限定せずに 自主規制として、製品の鉛フリー化を引き続き積極的に推進して まいります。 |
| 米国CPSC、RoHS指令及びEN71で求められている鉛の基準値の比較を表にまとめました。 当社においては、分析調査を進めるにあたり、より広範囲な重金属類の規制を行っているRoHS指令に基づく分析を行い、 鉛の規制に対しては、より規制値の厳しい米国CPSCの基準である0.06%を下回るように商品の分析調査、改善を行っていく所存です。
※1.CPSCの含有量試験(検体中に含まれている鉛の濃度を求める試験。単位:重量%) ※2.CPSCの溶出量試験(胃酸を想定した溶液に検体からどの程度鉛が溶け出すかを求める試験。単位:マイクログラム) ※3.EN71の溶出量試験(EN71-3:1995「8.5」ガラス/セラミック/金属材料の試験方法) ※4.RoHSの鉛含有試験(検体中に含まれている鉛の濃度を求める試験。単位:重量%) ※5.食品衛生法における金属製のアクセサリーがん具のうち、乳幼児が飲み込むおそれがある製品の試験方法 |
REACH(リーチ)規制とは、Registration(登録)、Evaluation(評価)、Authorization(認可) and Restriction(制限) of Chemicals(化学品)を意味するEUにおける化学物質規制のこと。同じEU規制であるRoHS(ローズ、6つの有害物質の使用制限)と比較して、規制の対象が化学、電機、自動車といった幅広い業種に及び、また規制される化学物質は約3万種類となっています。
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| 食品衛生法では、「乳幼児の接触により健康を害うおそれのある玩具(おもちゃ)」として下記のおもちゃを指定していますが、中国製品の塗料に鉛が含まれていた問題などを受けて、新たに「塗装」全般と「金属製玩具アクセサリー」についても対象とする方向で法改正が検討されています。 「塗料」についてはこれまで塩化ビニル樹脂塗料に限定されていましたが、改正案では種類は問わずに塗料としています。 また、「金属製玩具アクセサリー」については 、子供が飲み込む可能性のある小部品(スモールパーツ)の製品で鉛の溶出量を規制する方向です。 そして、これらの「乳幼児の接触により健康を害うおそれのある玩具(おもちゃ)」として扱う範囲を広げ、従来は玩具の種類と材質をそれぞれ指定して対象としていましたが、改正案では材質については撤廃し、材質を問わないようにして、更に玩具の種類に「玩具アクセサリー」などを加えて、事実上すべての玩具を対象とする方向です。 関連資料へ
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| 当社製品の有害物質検査結果は「MSDS・有害物質情報」に移動しました。 |
| 誘導結合プラズマ質量分析(ICP/MS)とは、微量元素の組成を調べるために誘導結合プラズマ(ICP:大気圧のアルゴンガスに高周波エネルギーを与えることによって発生した放電プラズマ)をイオン化させ、高感度な質量分析が可能な装置で、複数元素の同時測定ができ、測定範囲が広いなどの特徴があります。 当社においては今回の「金属製アクセサリー類に高濃度の鉛が含まれている問題」に関して調査分析を進めるにあたり、東京都の生活文化局消費生活部生活安全課に問い合わせを行い、実際に東京都の検査を行った機関をはじめいくつかの外部検査機関とコンタクトをとりながら、最終的に納期、単価の面とサービス面で優れていた 日本環境株式会社さまを当社のメイン検査機関として利用させていただいています。 当社と 日本環境株式会社さまとの間に利害関係はございませんがご参考までにご紹介すると 納期的には大体1週間で、検査結果が出ると報告書の送付前に一報をpdfファイルで送信してもらえます。 また、単価面においては有害4物質(鉛、カドミウム、水銀、総クロム)の一括で15,000円、鉛だけなら4,000円となっています。 詳しくは 日本環境株式会社さまの関連ホームページへ <クロムに関する注意事項> 当社が外部機関に分析依頼をかける際には、費用面の観点からまず総クロムを測定することにしています。 総クロムの測定結果が基準値以下であれば有害物質である六価クロムも基準値以下であることになります。 万が一、総クロムが基準値を超える値を示した場合には、改めて六価クロムについてのみ、 含有量の測定分析依頼をかけます。 総クロム=六価クロムではないことにご注意ください。 |
蛍光X線分析とは、試料にX線を照射すると得られる蛍光X線のエネルギーを測定することで、含有される元素を特定でき(定性分析)、各元素の蛍光X線の強さから濃度(定量分析)を把握することができます。また、厄介な前処理(物質を溶解するなど)をほとんど必要とせず、試料をそのままの形で分析することが可能です。但し、蛍光X線分析は簡易法であり精密分析ではないため、目的によって使い分ける必要があります。 当社では自社内で迅速に有害物質を監視・測定できる環境を 構築すべく、比較的容易に分析できる蛍光X線分析装置を導入しました。 当社で導入した装置は金属のみならず、樹脂に対しても適用可能でカドミウム、水銀、鉛、クロムなどの有害物質を含む構成元素をppmレベルで測定することが可能です。蛍光X線の限界から測定できない元素もあります。 詳しくは株式会社リガクさまの関連ホームページへ <<弊社蛍光X線測定装置による測定結果の見方>>
不確かさは統計学的には標準偏差値の2倍(2σ)の数値を示し、最終測定結果が2σの範囲内に95.4%の確立で存在するということを意味します。 |
自分の手持ちのアクセサリーに有害な鉛が含まれているのかどうかをもっと手軽に簡単に安価に測定できたらいいと思いませんか?
今回は、鉛の多く含まれるローメタのラバーキャスト(鉛約90%程度)と携帯ストラップ(松葉)のキャップに用いられている切削加工用の真鍮材(鉛約2-3%程度)の二つについてテストしてみました。
以上の結果から、メルク社の「メルコクァントの鉛テストキット」を用いた「金属製アクセサリー類に含まれている鉛の問題」に対して、簡易的な鉛の検出方法として適用可能であると思われます。 |
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直接Hybrivet Systems社に問い合わせを行ったところ、現時点では日本での販売代理店は存在しておらず、代理店先を探しているとのことでした。 <Hybrivet Systems社の鉛検査薬「LeadCheck Swabs」の使い方> <テスト結果:Hybrivet Systems社の鉛検査薬「LeadCheck Swabs」による>
なぜ、鉛を多く含んだラバーキャストでは 試薬の色の変化を確認できなかったのかをHybrivet Systems社に問い合わせを行い、ご報告をしたいと思います。 Hybrivet Systems社からの回答があり、再実験を行いました。
当社への購入希望の声が多いことから、当社にて販売も行うようになりました。 価格は 鉛検出用 LeadCheck Swabs 8本入りのお試しパックが3,150円、96本パックは25,200円となっております。 その他にもRoHS規制物質の水銀、クロム、カドミウム検出用やアレルギー対策用のニッケル検出用もございます。 価格はいずれも 8本入りパックが6,825円になります。 だいおう販店にて販売を開始しております。 LeadCheck Swabsはこちらへ。RoHS規制物質の水銀、クロム、カドミウム検出用やアレルギー対策用のニッケル検出用はこちらへ |
| 当社への購入希望の声が多いことから、当社にて代理販売も行うようになりました。 だいおう販店にて販売を開始しております。
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製品に含有される恐れのある有害物質に関して、国内外の安全規格とそれに対する当社の品質管理体制や取り組みを紹介します。※当社製品の分析結果データはこちらからをご覧になれます。











蛍光X線分析とは、試料にX線を照射すると得られる蛍光X線のエネルギーを測定することで、含有される元素を特定でき(定性分析)、各元素の蛍光X線の強さから濃度(定量分析)を把握することができます。また、厄介な前処理(物質を溶解するなど)をほとんど必要とせず、試料をそのままの形で分析することが可能です。
Ele:Elementの略で元素をあらわします
閾値を設定する意味について、ある特定元素(例としてCdカドミウム)を
例に説明します。 この元素の
規制値が100ppmだったとします。
本装置に限らず、すべての測定装置には誤差があり、測定結果が
規制値の
100ppmよりも少しでも大きい値なら規制外と判断するのは
危険です。そこで、100ppmより少し高めの値を不合格限界値、反対に
100ppmよりも少し低めの値を合格限界値と、範囲を設定して、
測定結果が不合格限界値を越えていれば、その元素に★マークを、
測定結果が合格上限値以下なら何もマークをつけず合格とします。
不合格限界値と合格上限値の間のグレーゾーンならば?マークを
つけて、測定結果から規制値に対しての合否判断ができるように
しています。
?マークがついた場合には、さらに測定時間を長くして精度を上げるとか
別の精密計測分析機器で測りなおす必要があることを意味しています。




















